チュートリアル 約 15 分

Windows 10 に Clash Verge Rev を導入:サービスモード、購読取り込み、初回システムプロキシまで(2026)

2026 年時点でも Windows 10 を日常 PC として使い続けているユーザーは少なくありません。「Clash Verge Rev インストール」「Windows 10 プロキシ」「サービスモード」で検索してきた方向けに、本記事では Clash Verge Revセットアップ exe 入手から SmartScreenUAC の読み方、サービスモード の初回セットアップ、購読 URL の取り込み、システムプロキシ をオンにしたうえでの 初回疎通 までを Win10 固有の論点に絞って整理します。導入後の TUN や自動起動は TUN ガイド自動起動・トレイ最小化 を参照してください。

Clash 編集部 Clash Verge Rev · Win10 · サービスモード · 購読 · システムプロキシ

想定読者と到達目標

プロバイダーから HTTPS の購読 URL(サブスクリプションリンク)を入手済みで、デスクトップの Clash Verge Rev に取り込み、ブラウザからプロキシ経路が動くか確認したい読者向けです。クリーンに近い Windows 10(22H2 など) のホーム用途を主眼にしますが、ドメイン参加端末や厳しいデバイス管理下では手順の一部がブロックされることがあります。法令・契約・職場方針は各自の環境に従ってください。

記事末尾のゴールは次のとおりです。(1) 正規の Windows x64 セットアップ を完了し、アプリが起動できる。(2) 必要に応じて サービスモード をインストールし、権限まわりの警告を合理的に処理する。(3) 購読の更新が成功し Proxies にノードが見える。(4) システムプロキシ をオンにして代表的なサイトへアクセスできる。TUN やゲームタイトルごとの細部は別稿に譲り、ここでは「Win10 で Verge Rev を初めて動かす」一点に集中します。

Win10 × Clash Verge Rev を選ぶ理由と既存記事との棲み分け

当サイトには Clash for Windows(CfW)の Windows 11 初回手順Mihomo Party の Windows 10 ポータブル導入Apple Silicon Mac 向け Clash Verge Rev など、近いテーマの記事がすでにあります。しかし OS が Windows 10 のまま、かつ クライアントが Clash Verge Rev という組み合わせは、検索意図が重なりつつも手順が一致しません。CfW は更新停止済みの別製品、Mihomo Party は ZIP 展開型、macOS 版は Gatekeeper と Privileged Helper が論点です。本稿はその隙間を埋め、Win10 ユーザーが Verge Rev を選んだときの初回導線を明示します。

Clash Verge RevMihomo(Clash Meta 系) コアを Tauri ベースの GUI で扱うクライアントです。Windows では セットアップ exe によるインストールが一般的で、サービスモード を別途セットアップすることで TUN やシステムプロキシの書き込みを安定させやすくなります。メニュー名はビルドや言語設定で「Profiles」「プロファイル」「購読」などに揺れますが、機能ベースで読み替えれば問題ありません。

事前チェック(権限・競合・秘密情報)

インストール先は通常 %LOCALAPPDATA% 配下やユーザーが選んだフォルダになります。標準ユーザーでも多くの操作は可能ですが、サービスモード の登録や TUN 有効化では 管理者昇格(UAC) が求められます。会社支給 PC では昇格自体が禁止されていることもあるため、個人環境の手順と混同しないでください。

既に別製品の VPN、フィルタリング製品、旧版 CfW の残骸が TUN/WFP/プロキシ設定 を握っていると競合します。初回検証では余計な常駐を止めるか、タスクマネージャーと netstat でポート占有を確認すると切り分けが早くなります。特に 78909090 付近の Listen 競合はログにそのまま出ます。

購読 URL は資格情報に近い秘密です。公開チャネルに貼らない、共有スクショに写さない、流出時はプロバイダー側でローテーションする──が基本運用です。企業プロキシや TLS インスペクション下では HTTPS 更新が失敗しやすいので、最初の成功例は可能なら素の回線で試し、その後に普段のネットワークへ戻して再現確認するとよいです。

注意:第三者が再パッケージした「ワンクリック延長版」などは改ざんリスクが高いです。GitHub Releases 等でハッシュや署名の確認ルートが提示されている配布だけを使ってください。

1入手・セットアップ exe のインストール

プロジェクトが案内する GitHub Releases などの正規ページから、Windows x64 用セットアップ exe(名称例:Clash.Verge_*-x64-setup.exe)を取得します。ポータブル版や nightly ビルドも存在しますが、初回は Stable の setup を選ぶと SmartScreen やアンインストール経路が整理しやすいです。ブラウザが「一般的ではないファイル」として保留した場合は、ダウンロード履歴から 保持 や許可の項目を選びます。

インストーラーを実行し、インストール先とショートカット作成の有無を確認して進めます。完了後、スタートメニューまたはデスクトップから Clash Verge Rev を起動できる状態にします。アンインストールが必要になった場合は「アプリと機能」から公式インストーラ経由で削除し、設定フォルダを手動で残さないよう注意します(バージョンアップ時は上書きインストールが一般的です)。

2SmartScreen・ブラウザブロック・UAC の読み方

Windows の SmartScreen は評判情報を参照して実行を止めることがあり、OSS の署名済みビルドでも警告が出るケースは珍しくありません。対処は「安易に許可」ではなく、公開チェックサム、リリース資産一覧、議論スレッドの整合といった証跡を見てからにしてください。詳細情報 から進める UI が出たときも、発行者名とファイルパスが想定どおりかを再確認します。

右クリック → プロパティ に ブロックの解除 チェックがある場合は、Mark of the Web 付きでダウンロードされた証です。信頼できる資産だけ解除します。解除後もポリシーで再度止まる場合は SmartScreen 以前の問題です。

UAC は、サービスモードのインストールやファイアウォール例外など昇格が必要な操作で現れます。ダイアログに表示される実行ファイルパスが、インストール先の Clash Verge Rev 関連バイナリかを確認してください。見知らぬパスへの昇格要求は拒否します。

3サービスモードのインストール(Win10 で押さえる要点)

Clash Verge Rev の Windows 版では、設定画面(英語 UI なら Settings)に Service Modeサービスモード 相当の項目があります。ここから Install Service や「サービスをインストール」を実行すると、バックグラウンドサービスが登録され、TUNシステムプロキシ の書き込みをアプリ本体から安定して行いやすくなります。初回は UAC で管理者パスワードが求められるため、ダイアログの説明文を読んでから許可します。

サービスモードは 必須ではありません。ブラウザ中心で システムプロキシ だけ試す段階では、先に購読とプロキシ ON まで進め、TUN や全アプリ捕捉の要件がはっきりしてから有効化しても構いません。ただし「プロキシを ON にしたのに OS 設定が空のまま」という症状が出た場合、サービス未導入が原因の一つになり得ます。設定画面に Repair や修復ボタンがあるビルドでは、失敗時にそこから再インストールを試します。

サービス登録後、services.msc で関連サービスが 実行中 になっているか確認する習慣を付けると、再起動後の切り分けが楽になります。競合が疑われる場合は一度サービスをアンインストールし、システムプロキシのみの構成で再現比較してください。

ヒント:macOS 版の Privileged Helper に相当するのが Windows のサービスモードです。Apple Silicon 向け Verge Rev 導入 を読んだことがあっても、Win10 では UAC と Windows サービス側の確認が別物になります。

4初回起動・Mihomo コア・プロファイルの骨格

アプリを起動するとダッシュボードに接続状態やモード切替が現れ、バックグラウンドで Mihomo コア が立ち上がります。初回は Windows ファイアウォール許可ダイアログが出ることがあります。自宅ネットワークではプライベートプロファイルのみ許可など、公開範囲を必要最小限にとどめてください。

Profiles(プロファイル)画面で、有効なプロファイルが一つ選択されていること、ログに API ポート競合やファイルロックが出ていないことを確認します。空の状態から始める場合は、次のステップで購読を追加します。ログビューで mixed-portexternal-controller の Listen 失敗がないかも見ておくと、その後のブラウザ検証がスムーズです。

5購読 URL の取り込みと更新エラー対策

Profiles または 購読/Subscription の欄へ URL を貼り付け、保存後に 更新(Update) を実行します。ノード一覧(Proxies)とルールセットの取得が完了するまで待機します。403 や TLS ハンドシェイク失敗が出たら、ブラウザで同 URL を開けるか、端末時刻が正しいか、企業プロキシで途中 TLS が置き換わっていないかを順に確認します。詳細は 購読更新 403・タイムアウト も参照してください。

プロバイダーが Clash 形式以外のみ配布している場合は、別ラベルのリンクの有無を探すか、自己ホストした Subconverter などで YAML 化する選択肢があります。外部の変換サービスへ生 URL を渡すときはプライバシー影響を理解したうえで行ってください。取り込み後は 自動更新間隔 の設定も検討すると、ノードリストの鮮度が保ちやすくなります。

6プロキシモードの選択とシステムプロキシをオンにする

ルールに従って振り分ける ルールモード(Rule) を既定にし、国内ドメインや社内サイトが意図どおり直送になるかを軽く確認します。切り分けのためだけに短時間 グローバル(Global) を試すのは有効ですが、日常運用で置きっぱなしにすると不要な通信まで中継されるため、検証後は戻す習慣を付けます。

メイン画面または設定にある システムプロキシ(System Proxy) をオンにすると、Windows の 設定 → ネットワークとインターネット → プロキシ にローカル待受(例:127.0.0.1:7897 など、ビルドによりポートは異なります)が書き込まれ、多くのデスクトップブラウザがそれを参照します。オフにすると OS への書き込みが解除される運用であることが多いので、長時間不要ならオフに戻しておくと安全です。

ブラウザ拡張や別ツールが独自プロキシを二重適用していると挙動が混乱します。Edge/Chrome の手動プロキシ設定もあわせて確認してください。サービスモード未導入のまま ON にしても反映されない場合は、ステップ 3 に戻ってサービスをインストールするか、修復を試します。

7初回疎通と典型的なつまずき

ブラウザで対象サイトが開けるか、出口 IP が切り替わるか、といった実アクセスが最終確認です。一部だけ繋がらない 場合は DNS のドメイン決定や UDP の扱い、ノード側のポート仕様がボトルネックになりやすく、Verge Rev のログのドメイン行とルールヒットを突き合わせます。

UWP やストアアプリのみプロキシに乗らない 場合は Loopback 制限など OS 側事情が絡むことがあります。デスクトップ版ブラウザとの差分で切り分け、必要なら Windows・UWP・システムプロキシの記事 を参照してください。ゲーム用途で Verge Rev と他クライアントを比較したい場合は Windows ゲーミング向け比較 も参考になります。

Microsoft Defender がネットワーク関連 DLL を隔離した場合は、Windows セキュリティの 保護の履歴 でパスと版を確認し、正規ビルドだけ復元または除外を検討します。出所不明の単体 exe は削除が安全側です。

よくある質問

Windows 11 の手順と完全に同じですか?

Verge Rev の画面構成は近似していますが、セキュリティダイアログの並びや既定ブラウザの挙動が微妙に異なることがあります。Win10 固有の更新期限や Enterprise ポリシーにも注意し、本記事のサービスモードとネットワークの考え方を軸に読み替えてください。

Mihomo Party(Win10)を入れている場合、併用できますか?

同時起動はポートとシステムプロキシの競合を招きやすいです。一方だけを正とし、切り替える場合はプロキシをオフにしてからもう一方を起動してください。Mihomo Party Win10 導入 は ZIP ポータブル中心の別クライアントです。

毎回管理者として起動が必要ですか?

通常のシステムプロキシ利用なら必ずしも不要です。サービスモードを一度入れておけば、以降はユーザー権限起動でも OS 設定の書き込みが安定しやすくなります。毎回昇格を常態化させると UAC タイミングで二重セッションになり、片方だけ効く混乱を招くことがあります。

まとめ

Windows 10 で Clash Verge Rev を初めて動かすコツは、正規 setup の完了SmartScreen/Defender を証跡ベースで判断、必要に応じた サービスモード購読更新の成功確認ルールモードを軸にしたシステムプロキシ ON の五点がそろうことです。TUN や自動起動は TUN ガイド起動・トレイ設定 に続けて読むと運用が一段楽になります。

CfW 系のレガシー手順や ZIP ポータブル前提の Party 手順をそのまま当てはめると、サービスモードや Profiles 画面で迷子になりやすいのが Verge Rev の実情です。一方、更新が続く GUI で Mihomo 設定を扱える利点も大きく、Win10 でも 購読取り込みからシステムプロキシまでを一画面で追える 点は日常運用に効いてきます。より設定の見通しがよく、公式導線から入手しやすい Clash も併せて検討する価値があります。まだ試していない場合は、Clash のダウンロードページ から入手し、本記事の流れで購読とシステムプロキシを合わせてみてください。

Clash Verge Rev(Windows 10) Win10 導入

セットアップ後はサービスモードと購読取り込みを済ませ、システムプロキシで初回疎通まで確認できます。TUN が必要になったら設定画面から段階的に有効化してください。

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